去年の秋頃から叔母がチワワを飼い始めました。比較的私と叔母の家は近いので定期的に愛犬を連れて遊びにきます。我が家では犬や猫を飼ったことがなかったので私以外は愛犬チョコちゃんにメロメロであるのです。
もちろん私もチョコちゃんは大好きです。食いしん坊な彼女は指示を出される前にお手をしますし、誰かれ構わず大の字になり撫でてくれ、と言わんばかりにお腹を見せます。非常に癒しとなります。
が、「遊びに来てくれる分には構わないが育てるとなると大変なんだろうな」「犬は好きだけど飼おうとはおもわないな」と感じたのです。この気持ちが純粋に犬を可愛がろうと言う気持ちを邪魔するのです。これは私の将来観についても言えることなのですが「子どもは可愛いが育てるのは大変だから、結婚せずに可愛がるだけの存在になりたい」と思うのです。考えがあまりにも幼稚すぎるのではないか？とも思うかもしれませんが将来的にこの状況が成立しそうだからこそ思うのです。
私と姉にはうわついた話は一切出て来ません。言葉を借りるなら地に足をつけるように生きているからでしょうか。おそらく本当は性格が良くないからです。しかしながら私の従兄弟は彼女が途切れたことがないそうです。彼曰く「仕事が安定して来たら結婚しようと思う。」というのです。すごいですね、私なんか未だにジグソーパズルとかでワイワイしてるっていうのに、
そうなれば結婚し、彼に子どもができるのはそう遠くない未来かもしれません。たまに子どもを連れて遊びに来てくれるかも、したら私は彼の子供に徹底的に甘えさせるつもりです。喜んでくれるのならいくらでもお金を積む覚悟はできております。
その状況になった時、叔父である私はおいしいポジションだと思いませんか？実際に子育てをしないのでそこから得る事のできる愛情や育児の楽しさは享受できずとも「子どもの可愛いところ」しか見えないのです。たまにしか会わないので「飽きる」事もありませんし、子どももよそ行きで「いい子」にしていると思いますし、私も私で「良い叔父」を演じるのでしょう。その結果お互いに良い印象を与えますのでウィンウィンだと思うのです。「なんでも買ってくれる叔父さん」とカモ扱いすらされるかもしれません。
しかしながら私が仮に子を持つようになったら話は別です。父ほどではなくても子どもが社会に出た時に恥ずかしくないよう礼儀やマナーはしっかり子どものうちにさせておくでしょうし、怒ったりもしなければいけないのでしょう。私は親と同じ様に子供に暴力を常にふるってしまうのでしょうか。まあ私には生涯独身のビジョンが見えておりますので机上の空論、取らぬ狸の皮算用もいいところですよね。
余談ですが私はアルバイト先にてキッズスイミングスクールの指導をしております。子どもを叱らざるを得ない時（周りのお友達に怪我をさせてしまった時）（放置しておくとケガにつながっていた可能性がある時）には私も本気で叱ります。ガラスの先から親達が見ていようが関係ありません。しかしながら昔から私はよく「〇〇しっかりしろよ！」と怒られる側の立場に立っていた人間なので、怒ることがこんなに疲れる事だとは思っていませんでした。本当は怒りたくないですし子どものしゅんとした顔を見るのは本当に辛いのです。
これが親ともなるともっともっと大変ではないでしょうか。「よその子だったからこそ許容できたこと」も我が子となるとそうはいきません。愛情であるが故の厳しさを持って接したとしても子どもに嫌われるのはやはり嫌ですもんね笑
いろいろ考えた上、私は結婚はしないつもりです。（というか出来ないの言い間違いです。見栄を張ってすみません）いとこが早く子供を連れて家に遊びに来てくれないかと、そう願うばかりです。
ちなみに私の祖母は〇〇（私の名前）の子どもを見るまで私は死ねない。と言っております。
葬式におけるマナー本を買わなければ。
