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取るに足らない戯れごと

日本人になれなかった父

 

家庭内暴力、虐待事件がニュースで報道されるたび必ずと言っていいほど「しつけのつもりだった。」というコメントを目にします。しつけと体罰の線引きが明確化されていないから起こってしまうのでしょうか。私は子育ての経験はありませんし、育てている親達にしか分からない悩みもあると思うのであまり偉そうな事を言える立場ではありませんが、暴力を振るうのは駄目だと自信を持って言えます。

 

 

暴力という形で子供をねじ伏せたとして、子どもが悪さをしなくなったとしても、子どもからすると「なぜ自分が怒られてしまったのか」「なぜそれが悪いのか」が分からないでしょう、「怒られてしまうから‥」という理由で悪さをしてはいけないと思うのではないでしょうか。それって本質的には何も解決していませんよね?しつけにおいて何が正解なのかは不明でも何が不正解なのかは分かるのではないでしょうか。子どもの心はとても弱く、それがトラウマとなってしまうのです。

 

 

 

しつけとは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞いができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む。と定義されています。また、幼少期のしつけや家庭環境は子どもの人格形成に密接にかかわってくるらしいのです。人の考え方は様々であるように、親の教育方針も様々ですよね。

 

 

 

さて本題です。今回は「我が家のしつけ担当」であった私の父が行っていたしつけについて話していきたいと思います。

 

 

 

私の父は韓国人の祖父祖母から生まれた純韓国人です。彼の学生時代は現在とは違いまだまだ差別の残っていた時代。就職活動でも特徴的な苗字により「あなたは韓国人ですか?」「文字は書けますか?と毎回聞かれ、韓国人であると答えると落とされたらしいのです。高校時代には先輩にそうだとわかる苗字(例えば林、新井、木村、金田)その人達は昼休みに集められて宗教の勧誘をされたり「お前らほんまに文字書けるんけ?」など言われたらしいのです。昔から私はそのような話をされてきたので現在における韓国人気が理解出来ず、自ら好んでそのようなメイクやファッション(特に黒マスク)をしている人に対して少し苦手意識を持ってしまいます。(しかしながら私はBLACKPINKが大好きです、このことは父には言いません。韓国人の何がええねんと小言を言われるからです、世知辛いですね)

 

 

 

 

「ここまで差別した日本を許さない」反日心を持つ父ですが、かといって韓国を好きなわけでもありません。(彼の話を聞く限り政治思想に関しては右翼ですし私もそうです。)その昔、韓国では犬を食用にしていたり「トンスル」という人糞を使用した酒が作られていました。(これは現在もでしょうか?)また、韓国人は非常に短気らしく口よりも先に手が出る野蛮人だと私は教えられました。父はそういった独自の民族性を非常に嫌っており「俺は韓国人じゃない」「苗字を変えたい、」が彼の口癖でした。しかしながら私の親戚や祖父母に関しては韓国が大好きであり、親戚が家に遊びにきた際には祖父のことを「サンチュン」(叔父)祖母のことは「スンモ」「チュンボミサンチュン」と呼びます。(スンモやチュンボミサンチュンは叔母という意味ではありませんでした。私は韓国語を話せませんので意味がわかる人がいたら教えて欲しいです。。)この現状に父は眉をしかめ、親戚が遊びにきた時には父は席を外します。私もその場にいるとハラハラしてしまいます。ちなみにその韓国嫌いはスマホに関してもそうです。ソフトバンク孫正義の会社だから絶対契約しない、と言ってます。少し偏りすぎですよね。

 

 

 

 

現在ではねちっこい説教で済んでおりますが私の幼少期には私が悪さをすると彼は3通りのしつけをしていました。1つ目は竹の棒で殴る。2つめは自室のパソコンルームにて、戸塚ヨットスクールの動画、3つめは「韓国弁当」の動画をみせるの3通りでした。説明して行きます。

 

 

 

 

 

竹の棒で殴ることに関しては必死に彼を弁護するとして、彼の時代はまだ体罰が存在した時代なのであまり殴ることに抵抗がないのでしょう。しかしながら私が殴られていたのは必ず母が家にいない時でしたし、たくさん内出血や吐血もしました。竹が割れてもガムテープで補強されるので中学生辺りまでは現役でした。私の中ではかなりのトラウマなので私が声を出して虐待だとはやし立てれば勝訴できるのではないのでしょうか、竹の棒で一度殴られたら分かりますが後半は殴られてる感覚ありませんからね、体が熱いだけ。なぜ家に竹の棒があったのかは謎です。

 

 

続いて2つ目のビデオに関してです。「戸塚ヨットスクール」とは愛知県に設置されたヨットスクールで、スパルタ教育を売りにして生徒を集めたものの、死者まで出てしまったという事件まで生み出したヨットスクールです。悪いことをしたら引っぱたかれる。それがトラウマとなって悪いことをしなくなる。これが人間のあり方よ。自殺した生徒にも問題がある。これは戸塚ヨットスクール校長である戸塚宏さんの言葉です。確かに異常なヨットスクールですね。彼がなぜこの動画を私に見せたのか???戸塚宏が韓国人だからです。1940年9月6日彼は北朝鮮咸鏡北道清津市で生まれておりその後、日本に帰化されています。韓国人の野蛮さを私に教えたかったのでしょう。「これ以上悪いことしたら韓国に住ませるぞ!」「戸塚ヨットスクール入れるぞ!」それが父の決め台詞のようでした。戸塚ヨットスクールの方針に何か感じたモノがあったのかなと考えると恐ろしくて眠れません。その時感じ取った感情がプラスのものではないことを願うばかりです。

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3つ目の韓国弁当について、この動画の内容は小学校の教室にて、子ども達が給食の時間にお弁当箱の中身を振りまくってビビンバにする、という動画ですが先生が生徒に「さあ振って下さい!」そういうと子ども達が一心不乱に銀の弁当箱を振る。それを美味しそうに食べる。その光景が幼心に不気味だったことを覚えております。何だか洗脳教育?のようで怖かったです。もう動画はないのでしょうか。「お前はこんな犬の餌みたいな物食べたいか?韓国連れていくぞ」よく言われました。

 

 

 

 

しかし時代ですよね。今や韓国はメディアにもたくさん取り上げられるほど人気になり、今そんなことを言われれば今をときめく女子高生や大学生なら大喜びするのではないでしょうか、現にこの韓国弁当ですが、画像検索をかけてみたところこのような画像がありました。

 

 

 

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幼い時に戒めのように見せられたあの行動が肯定的なイメージになっている様を見てショックを受けました。

 

しかし固いイメージには捉われずに韓国の好きな部分に関しては取り入れていこうと思います。しっかり今年1月にBLACKPINKのライブにも行きました。

 

 

最後になりましたが、その昔私が父に叩き込まれた秘技であります、四大新聞社の政治思想を左翼から順に並べて行きたいと思います。親が子に教え込む物ではないでしょう。

 

 

 

 

左から、朝日(テレ朝)毎日(TBS)日経(テレ東)読売(日テレ)。多分あってます。ていうか正解でも不正解でもどっちでもいいです。