独り相撲日本代表

取るに足らない戯れごと

地元が好きならさ

センター試験(18.19日)が近づいてきましたね。私の友人ももう1年受験勉強を頑張っています。志望校が絞り切れていないらしく、(現在は決まっているでしょうが)私の地元の大学か、県外の方の大学のどちらかを志望する、と言っています。不謹慎で悪いのですがぜひ県外の方は落ちてもらって、地元の方へ入学して欲しいものです。

 

 

ちょくちょく彼とご飯へ行き話をする機会があります。予備校に通っている彼曰く、「浪人してもう1年時間が増えたとしても必ず成績が上がるとは限らない。」と言います。確かにもう1人の私の友達は成績があまり上がっておらず焦っている状況らしいです。ただがむしゃらに知識を詰め込むのではなく、勉強のやり方というものを理解したうえで受験勉強をしなければ成績の向上は望めないのでしょうか。

 

 

 

仮に私が浪人したとしても確実に成績は上がっていなかったでしょう。勉強が苦手だった私ですが唯一少し得意であった教科は英語。教える身分になったとしても「英単語して本を読みさえすればできるようにならん?」としか言えません。文法書を読み込み、単語を覚えて、長文の読み方さえ分かってしまえば感覚的に、人にしっかり説明ができなくても(人に説明が出来なければ根本から理解したとは言えない)センター試験の問題くらいなら楽に解けるようになってしまったからです。偉そうなことを言って申し訳ありません。この勉強の仕方で英語はたまたまうまくいきましたが他の科目ではそうはいきません。

 

 

 

 

私は日本史がさっぱりでした。定期テストなら単語の意味や歴史の流れを根本から理解せずとも点を取れてしまいますが入試になるとその時代ごとの文化的特徴、人物関係などを頭にびっしり詰め込んだ上で解かなければいけません。何も考えず嬉しそうに赤シートを使用していた私なんかでは太刀打ちできません。

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ですから入試結果がどうであれ浪人を決意した人ってすごいと思うのです。もう1年やりたくもない勉強を続ける覚悟を決めて、成績が必ず上がる保証はないのに頑張るのです。私が神様なら努力賞として合格をあげたいんですけどね。

 

 

 

私も受験生時代は勉強しましたが明確に行きたいという大学は無く、専門学校の道も考えました。私は整体の仕事に興味があったのでその関係の学校に行こうと考えていましたが父が許してくれなかったのです。父は専門学校=勉強の出来ないところだという激しい決めつけから反対し、一度相談しただけなのにめちゃくちゃに説教されました。それでも怒りは収まらなかったらしく(私が受験勉強を諦めたと思ったからでしょう)私が家にいるときには「なんで専門学校に逃げようと思ったんや、楽やからか?」と数十分は毎回目が会うたびに言ってましたね。私の父はとにかくねちっこく説教が長い人間でした。

 

 

 

 

皆さんの中にも似たような状況の人はいたかもしれません。ですが決して恨んではいけません。それはその人なりのエールであって、気にしているのは結果ではなく過程、つまり順位が悪いことを気にしているわけではなく、勉強に対する姿勢。その勉強の取り組み方で志望校にはいけるのか?と言う心配からの厳しい言葉なのです。父には専門学校に行くという私の選択が「逃げ」に思えたようなのでネチネチと説教されたわけですが。

 

ブルーハーツ「人にやさしく」と言う歌をご存知ですか?「期待はずれの 言葉を言う時に心の中ではガンバレっていっている聞こえてほしい あなたにもガンバレ!!」

 

良い歌詞ですよね。厳しい言葉の裏にはちゃんとエールがあるのです。ちなみに当時も今も私は父を恨んでいますが。彼の熱烈な愛(?)により私も大学で楽しい生活を送れていますのでまあ良しとしておきましょう。(これを正当化と言うのでしょうか?少なくとも父よりはいい大学生活なので問題ないです。)

 

 

 

 

話が脱線してしまいましたがセンター試験まであと数日、今年が最後のセンター試験と言うこともあって彼らは緊張しているかも知れません。しかし1年間の努力が結果に現れてくれると私は信じており、彼らの合格を心から祈っております。彼らは私の数少ない親友だからです。こんなしょうもないブログで応援するよりもLINE、できれば直接会いに行ってエールを送りたいと思います。そして受験が終わったら彼らと旅行にでも行きたいと思います。

 

 

 

 

 

彼に思うことは一つだけ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「県外諦めて地元の受験を受けるが吉。」

 

 

 

不謹慎極まりありません。でも彼、「何やかんや地元は好き」って言ってましたから、、

ですがそんな事彼に言ったらぶっ飛ばされそうなのでその言葉はぐっと堪えて「がんばれ」とだけ伝えることにしておきましょうか。

彼を応援する気持ちには偽りありませんから、

 

 

 

 

 

 

それではまた。