独り相撲日本代表

取るに足らない戯れごと

胸いっぱいの愛と情熱をサザンへ①

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去年の6月、京セラドームにてサザンオールスターズのライブ、LIVE TOUR 2019 “キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!” だと!? ふざけるな!!へ参戦してきました。

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生の桑田さんの声、バックダンサーの迫力、みんなで大合唱、伝えきれないほどの大興奮でした。

 

「今更サザンか」「古いな」と言う人も中に入るかもしれませんが決してそんな事ないですよ。勝手ながらサザンオールスターズ桑田佳祐名義の曲も含む)の魅力について語っていこうと思います。

 

①曲の幅がとにかく広い

おそらく皆さんの想像するサザンの歌というのは夏にぴったりな爽やかな曲夏に恋して、夏の終わりに恋に敗れ、海辺で相手の女性を嘆く、と言ったお決まりのストーリーが大体のサザン像だとおもいます。これに該当する曲は真夏の果実「あなただけを」などでしょうか、実際にサザンオールスターズを知らなくとも歌は聞いたことあるかも、

 

そんな「夏だ!」と言った大衆的なイメージとは違った「攻めた」曲も沢山あります。

 

例えば

1 世界で起こる核戦争、そして紛争へのアンチテーゼの曲である「PARADISE」皮肉だけではなく歌詞を詩人である北原白秋の作品、「東京景物詩」の「あかい夕日に」から拝借していたり風景描写も感じ取れる曲になっています。

 

2 全歌詞が古語で構成されている「CRY 哀 CRY」歌詞の内容はシンプルなラブソングです、「ますらをや」「ぬばたまの」とか普段のJ-Popであれば聞き慣れない不思議な、耳心地いいソングになってます。

 

3 ただただ性行為の歌である「経験Ⅱ」、サザンの真骨頂といえばこのような「露骨すぎるほどのエロ」なんです。卑猥が過ぎて歌詞カードに歌詞が書かれなかった「来いなジャマイカやライブでの人気曲、桑田さん自身が頭頂部にティッシュの被り物をして歌う「マンピーのGスポットなど、サザンは言うならドエロバンドでもあります。

 

 

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冒頭に貼り付けたジャケット画像もソフトクリームまみれの少女が意味深に見えてきませんか??基本的にサザンのジャケットはエロなものが多いです、これは後ほど記述していきます。

 

でも、エロだけじゃありません。

 

 

4 輝いていた過去を嘆くより今を輝かせるように頑張っていこうといったメッセージ性のある明日晴れるかな好きだからこそ、思うように喋れない。本当は素直になりたいのに、さらけ出すのが怖い、といった恋愛のジレンマを表したTSUNAMIといった泣かせる歌も作ってくるのです、

 

この他にもPVがサイケデリック風、音もどこの国の楽器?と言いたくなるような「ヨシ子さん」初めのギターの音がカッコいい、このブログのタイトルの元でもある「胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ」など「目」や「耳」でも楽しませてくれます。

 

社会問題を考えさせられ、エロで笑わせてくれ、歌詞で泣かせてくれたり、素晴らしいバンドだなと思います。

 

②意味は無いけど曲調に合うから作った「桑田語」が独特で頭から離れない!

 

そう、サザンの歌詞には「桑田語」があります。例えば「シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA」の中の歌詞を見てみましょう。

 

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修羅場穴場女子浮遊愛乃場裸場男子燃ゆなどが桑田語ですね、文字から意味をとると女子が沢山いる穴場、愛する場で裸の男は燃え上がる、と言った意味でしょうか。今はあまり気にしなくていいです。歌詞よりも口に出した時の気持ちよさが最高。それが桑田語の醍醐味。カバーですけど30秒辺りから聞いてください、歌詞なんか全くわかりませんから、外国語みたいですから。

 

 

 

 

桑田さんが作詞作曲する曲は曲調や語感を重視で歌詞にほぼほぼ意味はないのです。私の好きなフレーズは「NO-NO-YEAH / GO-GO-YEAH」と言う歌の中の一節、

 

「赤いビニール繊維」

何言ってるか分かりません!「うぉーうわっかーいびーにーせええーん」って言ってます、いやマジで、Spotifyとかmusicアプリで聞いてほしい、YouTubeにないのが残念、これだけは聞いてほしい

 

螺鈿紋様(らでんもんよう)のナイチンゲール

これは聞き取れはしますが、どんな人生歩んだら螺鈿文様とナイチンゲールが組み合わせようと思うの!?と衝撃を受けた桑田語です。

 

 

 

サザンの魅力はまだまだあります、

後編も是非見てくだサザンオールスターズ(え?)